老化たんぱく質とアンチエイジング - 機能性食品素材 - アークレイ - アークレイ

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老化たんぱく質とアンチエイジング

たんぱく質の代謝回転と老化たんぱく質

生物の身体を構成しているたんぱく質はいつまでも一定不変で細胞の中に留まっているのではなく、分解と合成を繰り返しています(代謝回転)。

このたんぱく質の代謝回転は生命の維持に大変重要です。様々な変化に応じて不要になったたんぱく質を壊し、必要なたんぱく質を作らなくてはならないからです。動物が歳を取ると細胞のたんぱく質合成の働きが低下し、加齢とともに代謝回転も遅くなっています。

このたんぱく質の代謝回転の中で、加齢により増加してくるたんぱく質があり、このたんぱく質は『老化たんぱく質(異常たんぱく質)』といわれています。

この老化たんぱく質の中にはアルツハイマー病患者の脳神経細胞内に蓄積するペアドヘリカルフィラメント(PHF)とよばれるたんぱく質の凝集物、神経細胞内外や脳血管壁にたまるβ-アミロイド、白内障のレンズ内に生じるクリスタリンの凝集物などがあります。また、老化により過剰に架橋修飾された皮膚コラーゲンも老化たんぱく質の一種であり、皮膚や血管の弾力性の低下をもたらします。

老化たんぱく質の蓄積を引き起こす要因には活性酸素による酸化修飾(特にカルボニル化)があげられています。このたんぱく質のカルボニル化は過酸化脂質に由来するアルデヒドやグルコースがたんぱく質と反応する糖化反応(グリケーション)によっても生じます。

このうち糖化反応により生じるAGEs(最終糖化生成物)は高齢者あるいは糖尿病患者の半減期の長いタンパク質に高レベルに存在することから、老化および病態とグリケーションの関係性が注目されています。このグリケーションはコラーゲンにもみられ、コラーゲンは、常に血糖に曝されている細胞外タンパク質であるうえに、代謝回転がきわめて遅いためにAGEsが加齢に伴い、顕著に増加します。

このAGEsが生成する過程で活性酸素を産生する場合があることから、活性酸素と糖化による障害を組み合わせた老化のグリコオキシデーション説も提唱されています。

また、この老化たんぱく質は、ユビキチン化されたあと多触媒タンパク質分解酵素複合体プロテアソームによって分解されるといわれています。最近ではこのプロテアソーム活性を低下させる物質についても報告されています。

加齢過程におけるタンパク質代謝回転の役割

図1. 加齢過程におけるタンパク質代謝回転の役割

老化たんぱく質とAGハーブMIX

「AGハーブMIX」の作用は老化たんぱく質の生成原因になっている糖化反応を抑えるため、老化たんぱく質が溜まりにくい環境を作ると考えられます。また、抗酸化作用も有していいます。従って、「AGハーブMIX」はこれら糖化と酸化の両方から生じる老化たんぱく質の生成を抑えると考えられます。

特に、コラーゲンやエラスチンなどの代謝回転が遅い肌のたんぱく質に対して、「AGハーブMIX」は老化たんぱく質が溜まりにくい状況をつくり、その結果として皮膚弾力改善効果が現れやすいと考えられます。

AGハーブMIXの肌弾力改善効果

図2. AGハーブMIXの肌弾力改善効果

参考文献

  1. 後藤佐多良, 生体分子に起こる加齢変化, 東邦大学バーチャルラボラトリー, 健康長寿
  2. 後藤佐多良、高橋良哉,環境要因とタンパク質の変化,実験医学 Vol.16 No.18(増刊)、1998
  3. Motoki Kubo. et al: Anti-glycation Effects of Mixed-herb-extracts in Diabetes and Pre-diabetes. The Special Edition of JCBN. p66-69, Vol.43, Suppl. 1, 2008.