血糖値 | 健診検査項目
血糖値とは
血糖とは、血液中のブドウ糖のことを意味しており、血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度をmg/dLなどの単位で示した値です。ブドウ糖は、血液を通して全身の細胞に送られ、からだ動かすためのエネルギー源などとして利用されています。
ブドウ糖は、食事によって腸管から吸収され、肝臓でグリコーゲンとして貯蔵されたりします。正常な人の血糖値は、インスリンなどのホルモンによって調節されているため、ほぼ一定の値に保たれています。
血糖値検査の臨床的意義
糖尿病の診断を行うための指標が血糖値検査です。
糖尿病とは、インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群です。正常であれば、血糖を含む糖代謝は正常に保たれているのですが、インスリン分泌不足、またはインスリン抵抗性の増大によりインスリン作用不足をきたし、血糖値が上昇してしまいます。
インスリンは膵臓のランゲルハンス島のB細胞から分泌されるホルモンであり、血糖値を下げるために働く唯一の物質です。
高血糖の状態が続くと、血管障害や動脈硬化が促進されるため、糖尿病網膜症や糖尿病神経障害、糖尿病腎症などの合併症を発症してしまう危険が高まります。
血糖値の検査方法
検査は、早朝空腹時血糖値、75gOGTT2時間血糖値、随時血糖値などが主に用いられます。
空腹時血糖値とは、検査まで10時間以上絶食したあと、採血(血液を採取)して測定した血糖値を言います。一方、食後に測った数値は食後血糖値と呼ばれます。
血糖値の基準範囲
- 早朝空腹時血糖値 : 110mg/dL未満
- 75gOGTT2時間血糖値 : 140mg/dL未満
血糖値検査の結果について
糖尿病の診断では、ほとんどの場合、一回の血液検査だけで確定診断を行いません。通常、空腹時血糖値が126mg/dl、あるいは食後血糖値が200mg/dlをこえると糖尿病型と判定されます。
血糖値の上昇は、糖尿病だけでなく、甲状腺機能亢進症、先端肥大症、クッシング症候群などでも起こります。
低血糖(血糖値が70mg/dLに満たない)の場合は、インスリンノーマという膵臓の疾患が疑われます。




