内臓脂肪型肥満 | 生活習慣病
内臓脂肪型肥満とは
医学的に「肥満」という言葉を用いるときは、脂肪が一定以上に多くなった状態のことをいいます。そのため、内臓脂肪型肥満とは、内臓脂肪組織が過剰に蓄積した状態のことです。
肥満の判定
現在の主な肥満の判定は、BMI(Body Mass Index)が用いられています。BMIとは、身長と体重から算出される指標であり、以下の式により求められます。
BMI = 体重(kg) / 身長(m)2
- 低体重(やせ) : BMI 18.5未満
- 普通体重 : BMI 18.5以上 25未満
- 肥満(1度) : BMI 25以上 30未満
- 肥満(2度) : BMI 30以上 35未満
- 肥満(3度) : BMI 35以上 40未満
- 肥満(4度) : BMI 40以上
内臓脂肪型肥満の判定
内臓脂肪型肥満の確定診断には、CTなどにより腹部断面を撮影し、内臓脂肪面積を算出することが必要となりまs。内臓脂肪面積が、100cm2以上になると、内臓脂肪型肥満と言われます。また、ウエスト(腹部周囲径)は内臓脂肪面積と相関が認められていることから、臍(ヘソ)の高さでのウエスト値を評価に用います。
- ウエスト : 男性85cm未満
- ウエスト : 女性90cm未満
内臓脂肪型肥満による健康障害
内臓脂肪型肥満に起因する疾患は、2型糖尿病や高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病だけでなく、睡眠時無呼吸症候群などがあります。
内臓脂肪型肥満の原因
内臓脂肪型肥満のほとんどの場合が、食べ過ぎや運動不足を大きな原因となっています。つまり、摂取したエネルギーと消費するエネルギーのバランスが崩れるため、消費できない余分なエネルギーが脂肪として体内に蓄積されてしまいます。
内臓脂肪型肥満の改善
内臓脂肪型肥満の改善には、食事週間と運動習慣の見直しが大切になります。
食事習慣の改善では、過食に注意し、摂取エネルギー量を抑えることも大事ですが、脂質を過剰に摂取しないようにすることも大切です。近年の糖尿病患者の増加は、食生活の欧米化により、脂質の過剰な摂取が原因の一つとして問題となっています。そのため、摂取エネルギーだけでなく、栄養バランスも考慮した食事内容を心がける必要があります。
運動習慣の改善では、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動を1日30分程度おこなうことが効果的です。内臓脂肪は蓄積されやすいのですが、燃焼もされやすい特徴があります。また、30分間連続で運動できない場合、細切れ運動を積極的に行えるように努めましょう。細切れ運動でも生活習慣の改善に有効であることが明らかとなってきました。




